北九州市八幡東区宮の町にある蓮の寺、浄土真宗本願寺派 廣照山 慈光寺の光慈くんのブログです。

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秋海棠

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Nさん宅にお参り。

庭に咲いたという秋海棠

お供えしてありました。

 

d秋海棠

 

秋ですね~。

「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」芭蕉

秋海棠の花がスイカの実のような紅い色で咲いている。

秋のはじまりを詠んだ一句。

ところで

西瓜も秋海棠も日本古来の植物ではないそうです。

江戸時代初期に渡来したらしいのです。

秋海棠は寛永年間(1630年代)に中国から、

アフリカ原産の西瓜も慶安年間(1650年代) に

中国から帰化した植物だと言われています。

歴史を知らずにこの句を詠めば、

何の変哲もない句ですけど、

実はこの句の作られた1690年頃には

未だ市井には定着していない

二つの植物名を上げているので、

句そのものが非常に斬新で

ハイカラなものであったのです。

さすが 芭蕉!

お寺に帰ると

境内地でも秋海棠をみつけました。

 

dimg318

 

ススキも発見!

 

dDSC_0054~5

 

秋が近づく中、

工事も順調にすすんでおります。

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八月終了 (゜o゜;

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お盆の法務、荷物のお引っ越し、

井戸掘削、建物解体へ・・・・・・

いろいろあった八月も今日で終わりです。

「枝ぶりの 日ごとに替わる 芙蓉かな」(芭蕉)

 

dDSC_0023~2

 

幼き頃、夏の終わりに咲く芙蓉を見ると

夏休みがおわるなぁ~とセンチになったものです。

その芙蓉も、境内地の庭の見直しで

来年見ることができるかどうかわかりません。

残す蓮もあと三輪。

 

d最後の三輪

 

でもこの時期、

まだ三つも花のつぼみがあるのは希有なこと。

これで最後・・・とおもっていたのに

次々とツボミが出現。

九月の蓮華も現実味を帯びてきました。

坊守が

枯れた蓮の葉を剪定してくれました。

 

d蓮剪定

 

お陰でスッキリ (^^)/

明日九月一日より

建物外部の解体が始まります。

建物としての形態をとどめるのも今日が最後。

瓦を下ろされた庫裏の勇姿です。

 

d解体前最後の姿

 

六十年間

ほんとうに有り難うございました (T_T)

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蓮と茶漬け

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今日から八月。

お盆参りもはじまりました。

蓮の花芽も 衰えることを知らず・・・

 

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今年は八月一杯咲いてくれる勢いです。

 

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dpinnku

 

「うす縁や 蓮に吹かれて 夕茶漬」

一茶はこんな句をのこしております。

江戸時代

夕茶漬け という食文化があったのだと。

 

dtyaduke

 

江戸後期の大阪商人

大根屋・石田小右衛門の有名な言葉を思い起こします。

「朝は粥 昼一菜に 夕茶漬け 後生大事に 身の程を知れ」

こんな清貧な日暮らしが送れたら いいですね~。

蓮の傍らに 睡蓮も咲きました。

 

dIMG_20140712_095824

 

境内地は いま賑やかです。

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