北九州市八幡東区宮の町にある蓮の寺、浄土真宗本願寺派 廣照山 慈光寺の光慈くんのブログです。

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落語の中の仏教「天災」

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第七回「落語の中の仏教」。

今回の演者は桂吉朝

 

a-003吉朝紹介

 

将来の桂一門を背負う逸材といわれながら早逝した落語家。

米朝一門の事実上の止め名である名跡「桂米團治」を継ぐことになっていたといいます。

一方、米朝は息子の小米朝が継承のはずだったのが

吉朝が亡くなったため、

小米朝が五代目「桂米團治」を継ぐことに。

それほどの実力者。

今回の演目は「天災」

 

a-002桂きっちょう天災

実はこの演目、人間国宝、柳家小さん が得意としたネタ。

もともと江戸の落語ネタだったものを

吉朝師匠が上方風にアレンジしたとか。

いま、上方でこれを演れる人、いるのかなぁ~。

母親にまで手をあげる喧嘩好きな男が

心学の先生から

「なにごとも天災と思えば腹も立たぬ」

と戒められ

長屋の夫婦喧嘩を収めようとする話。

最後は地口落ちで下げ(天災でなく前妻で…)。

さて

落語には

ことわざや慣用句がよく登場します・・・。

今回もいろいろと登場しました。

 

a-004ことわざ

 

親孝行の慣用句。

最後の

「さりとて石に布団はきせられぬ」

なんて なかなかおもしろい表現と思いませんか。

 

a-005親孝行

 

 

a-006やなぎ

 

堪忍するのを柳のたとえで

うまく諭す落語の中の先生。

 

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堪忍袋を胸にかけろ!との誡めも

落語で聞けば ぐっとくる内容に。

なんでもかんでも なにかのせいにして

腹を立てるこの男。

そこがポイント。

『おてらくご』の作者、釈徹宗師によれば

この落語は 原因帰属理論 を説明するのに

ちょうどいいとか。

釈氏によれば人間は不安になったとき原因を知りたがるそうです。

原因をみつければ安心できるのが人間の性質だとか。

以下、釈氏の説明をどうぞ。

 

「何かの原因を、周囲や社会や環境に帰属する(求める)ことを

外的帰属といいます。

これに対して自分自身の性格や能力に帰属するのは

内的帰属です。

何かの現象をきちんと原因帰属させるのは

生活上の適応能力です。

でも中には帰属の失敗を繰り返す人もいます。

失敗は外的に帰属して(例:人のせい)、

成功は内的に帰属する(例:自分の手柄)なんて人もいます。

これでは具合が悪いですよね。

さて不幸の原因を霊や祟りへと帰属させる人もいます。

そして浄土真宗がその回路を避けることは

よく知られているようです。

ただ、霊や祟りの問題を

すべての人が納得できるように否定することはできません。

霊や祟りを信じる道もあるでしょう。

しかしそれは私には関係ありませんという道を歩むのが

浄土真宗の生き方だと思います」(『浄土真宗はじめの一歩』より)

 

 

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 今回の「落語の中の仏教」では、釈氏が紹介した原因帰属理論を紹介。

 

a-008原因帰属

第三の「宗教的帰属」として

「お陰さん」や「観音菩薩の化身」、そして「ご縁ですね」

などを説明しました。

これが講座のキモとなりました。

 

a-009ご縁ですね

 

やはり 釈氏がいうように

落語と仏教は縁が深いですネ。

次回もお楽しみにどうぞ~ (^_-)

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